【漫画で解説】「牛は牛連れ、馬は馬連れ」とは？使い方と例文でわかりやすく解説【クイズ問題付き】

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」は、レベル上級のことわざダニ。これを知っていたらことわざの達人ダニ〜。

ことわざ
牛うしは牛連うしづれ、馬うまは馬連うまづれ

意味
地位や身分、性格がよく似たもの同士は自然と一緒にいるというたとえ。
また、同類のもの同士で物事を行うと、うまくいくということ。

類句
同じ羽毛の鳥は一緒に群がる
似た者夫婦
目の寄る所へ玉も寄る
類は友を呼ぶ
同気相どうきあい求む

対義
同族嫌悪

補説
時には猫と一緒に飼われる犬、など、違う者同士で仲良くしている動画などもありますが、基本的に動物は、同族同士で群れをつくりますね。
牛は牛、馬は馬といるのがふさわしいというこのことわざは、牛と牛、馬は馬となら歩調が合わせられるため、一緒に過ごしやすい、ということに由来があります。
これが転じて、似た者同士は集まりやすく、何かを一緒にやることで調和がとれて、うまくいくのだ、という意味になりました。
牛は牛連れ、あるいは馬は馬連れと、それぞれ単体でも用いられることがありますが、意味は同じです。
初出は江戸時代初期に朝山意林庵という人物が手掛けた仮名草子「清水物語」といわれています。

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の使い方

このNyan tuberのグループ、企画も面白いし、みんな仲良しで微笑ましいし、見た目もちょっと似てる気がするニャンね～。

牛は牛連れ、馬は馬連れで行動するとうまくいくっていうしね～。どんな動画撮ってる人たちなの？

お料理系だニャン。最近は、「超時短クッキング！プリンに醤油でウニのお寿司！」って動画をアップしてたニャン。

それはほんとにお料理系なのかな！？

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の例文（文学作品などの使用例）

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の4択クイズ問題

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の4択クイズ問題ダニ〜。全問正解できれば合格ダニ。

Q1
画像に表示される問題に答えよ。

A1
答えは5秒後に画像に表示されるよ。

「牛は牛連れ、馬は馬連れ」は、性格や立場が似ている者同士は自然と一緒にいるという意味を持つダニ。

Q2
次のうち、「牛は牛連れ、馬は馬連れ」と似た意味のことわざはどれ？

1. 能ある鷹は爪を隠す
2. 類は友を呼ぶ
3. 三人寄れば文殊の知恵
4. 猫に小判

A2
②類は友を呼ぶ

「類は友を呼ぶ」も、似た者同士が自然と集まるという意味のことわざダニ。人間関係にもよく使われるダニ～。

Q3
「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の由来として正しいものは？

1. 牛と馬は仲が良いから
2. 動物は基本的に同種で群れを作るから
3. 競馬の格言から生まれたから
4. 中国の古典に由来するから

A3
②動物は基本的に同種で群れを作るから

牛は牛の群れ、馬は馬の群れを作る習性があることから生まれたダニ。そこから人間関係にも当てはめて使われるようになったダニよ。

Q4
「牛は牛連れ、馬は馬連れ」が初めて登場したとされる書物は？

1. 枕草子
2. 清水物語
3. 徒然草
4. 風姿花伝

A4
②清水物語

江戸時代初期に朝山意林庵という人物が手掛けた「清水物語」に、このことわざが登場するといわれてるダニ～。

Q5
「牛は牛連れ、馬は馬連れ」の対義語として適切なのは？

1. 同族嫌悪
2. 石の上にも三年
3. 一石二鳥
4. 朱に交われば赤くなる

A5
①同族嫌悪

「同族嫌悪」は、似た者同士であるがゆえに反発し合うことを指すダニ。「牛は牛連れ、馬は馬連れ」とは反対の意味ダニ！

北澤篤史サイト運営者

1984年（昭和59年）、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし：ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求：人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』（講談社）、『マンガでわかる すごい！ことわざ図鑑〈試験に出る〉』（講談社）がある。