ことわざ
売り物には花を飾れ
意味
売り物は商品をより美しく見せるためにきれいに飾るべきだ、という教えのことば。
類句
売り物に紅をさせ
売り物毛をむしれ
補説
売り物はその商品をよりよく見せるために美しく飾るのがよい、とする教えの言葉です。
盛り付けが汚いと食べ物のおいしさが半減してしまう気がしますし、かわいいパッケージに商品が入っていると、嬉しくなったりもしますよね。
中身ももちろん大切ですが、見た目から受ける印象の大切さを説いています。
品物だけでなく、結婚適齢期の女性や遊女に対しても使われることがあります。
「売り物には花を飾れ」の使い方

へ~、ちょっと気になるな、どんなお店なの?

おじいちゃんがひとりでやってる洋食屋さんだニャン。クリームコロッケが絶品ニャン、でも、お店めちゃくちゃ汚いからいつも空いてるニャンね。

そんなにおいしいのに、空いてるのもったいないな~。売り物には花を飾れっていうけど、見た目って本当に大事だね…。
「売り物には花を飾れ」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・売り物には花を飾れという上方で、このなりで大蹴られ(高座が受けないでお客に「やめろ」と声をかけられたり後を向かれたりすること)で東京へ帰ってきた・・・三遊亭金馬(著)『噺家の着物』
- 販売員になってずいぶん経つが、売り物には花を飾れと研修で厳しく教わったので、季節ごとの店頭のディスプレイには力を入れている。
- おしゃれが苦手なまま大人になってしまった姉だが、売り物には花を飾れと気合を入れた母と私の全力のプロデュースにより、見違えるように美しくなった。
オラ、穴場のレストランを見つけたんだニャン。