ことわざ
旨いものは宵に食え
意味
よいと思うことは、早く実行するとように、というたとえ。
類句
善は急げ
思い立ったが吉日
対義
待てば海路の日和あり
補説
おいしいものはうまみが損なわれる前に食べるべきだと言われていますが、それと同じく、良いと思ったことは時間をおかず、すぐに実行するのがよい、ということわざです。何か得をする機会があったら、その機を逃さず利益になることを取りに行くべきだ、という教訓が込められています。
食べ物と同じく、チャンスも放っておけば腐ってしまうものなのかもしれません。
「旨いものは宵に食え」の使い方

って言いつつ、猫くん今もおやつ食べてるじゃない。

オラはダイエットをすることにしたニャン。頑張るニャンよ、明日から。

旨い物は宵に食えっていうのに…。やれやれ、これは絶対明日も同じことを言っているぞ。
「旨いものは宵に食え」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・「旨いものは宵に食え」ということわざがあります。宵のうちに食べてしまえばおいしいものを、惜しんで食べ残し、味を悪くしてしまう・・・辻 嘉一(著)『味のいろは歌留多』
- 仕事のアイディアがひらめいたので、旨い物は宵に食えと言わんばかりにすぐに取り掛かったが、おかげで今日は寝不足だ。
- 「旨い物は宵に食えというし、さっさと告白をするべきだ」とアドバイスしたが、本当は友人の好きな女の子を自分も好きだということが、未だ言い出せないでいる。
さすがにおやつを食べすぎて、太ってきてしまったニャン…。