ことわざ
雨後の筍
意味
物事が次々にあらわれたり、起こったりすることのたとえ。
類句
雨後春筍
補説
おいしい山菜の仲間として知られているタケノコですが、雨上がりに地面から顔を出すという性質をもっていることから、この「雨後の筍」ということわざが生まれました。
雨上がりに次々と顔を出すタケノコを、矢継ぎ早にトラブルが発生したり、次々に協力してくれる人が現れたりすることに例えており、言い換えるとすれば「相次いで」が適切なものになります。
タケノコというと成長が早いというイメージもありますが、こちらの意味で使ってしまうと誤用になりますので、気をつけましょう。
「雨後の筍」の使い方

ほんと、外観だけでもきれいだったりかわいかったり、素敵だね~。去年の今頃よりもたくさんお店ができてて、雨後の筍みたいだ。

オラ、お金をいっぱい貯めて、いつか、こういうおしゃれなお店を片っ端から巡って、おやつ食べてお茶して歩く1日を作るんだニャン…。

猫くん、結構な数のお店があるからさ…。想像しただけで、お腹タプタプになりそうだよ…。
「雨後の筍」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・われわれの視線にも問題があるであろう。雨後の筍のごとく職業書家が誕生した江戸時代は、現代と似た状況といえる。書が時代を映す鏡で・・・前田 多美子(著)『四季の名筆』
- ・・・そのあとでテレビの洋画劇場に高値で売却する。ビデオのレンタルショップが日本でも雨後の筍のように街角に現れて、映画の封切りと同時に最新の内外の映画をカセットで貸す商売が・・・乾 直明(著)『外国テレビフィルム盛衰史』
- ・・・三十代の女性と十以上違う男性とのカップルというのが、あちらこちらで雨後の筍のように発生している。変われば変わるものですね。 これだけでも、道徳なんてものは・・・荻野 アンナ(著)『広告批評傑作大会』
最近はこのあたりにも、オシャレな喫茶店がいっぱいできてるニャンね~。お店を見てるだけでも楽しいニャン♪