ことわざ
色気より食い気
意味
色恋よりも食欲を優先すること。
転じて、見栄よりも実利を重視することのたとえ。
類句
花より団子
花の下より鼻の下
名誉はいらぬから金をくれ
対義
武士は食わねど高楊枝
補説
容姿よりも、実際の利益を重視することをたとえたことわざです。文字通り、色気のある展開よりも、おいしい食べ物に目がない、という意味でも使われています。
幅広い場面で使われ、現代でも耳にする機会は多い言葉ですが、ビジネスなどで使われることはまずありませんし、目上の人に使うと、失礼なニュアンスに取られてしまうこともあるため、注意が必要です。
「色気より食い気」の使い方

とってもステキじゃない!うまくいくといいね!

でも、相手がデートとかより、おいしいものを食べ歩くのに時間を使いたいタイプの女の子みたいで、プランに悩んでるみたいだニャン。

色気より食い気のお相手なんだね~、でも、たくさん食べる女の子、素敵じゃない。いっそ、彼女においしいお店に案内してもらうのも、なかなか楽しそうな気がするよ。
「色気より食い気」の例文
- 色気より食い気、としっかり部活に打ち込み、文字通りご飯もしっかりと食べていた友人が、仲間内の誰よりも早く結婚するとは思わなかった。
- 色気より食い気を重視している母が、高いバッグや服を着ているのを見たことはないが、高いけど暖かいと評判のコートをプレゼントしたら、とても喜んでいた。
- 身内の贔屓目を抜きにしてもかわいい顔をしている妹だが、色気より食い気な性格のせいか、彼氏がみんな離れていく。
友達が、生まれて初めて好きな女の子をデートに誘ったらしいんだニャン。