ことわざ
入り船あれば出船あり
意味
喜ばしいことの反面では他方に悲しいことや困ったことも起こっており、世の中はさまざまであることのたとえ。
補説
港に入る船もあれば出ていく船もあるように、幸せで楽しい一日もあれば、困ったことや悲しいことばかりが起こることもあり、人生はいいことばかりではない、ということを表しています。
生きていく上では色々なことが起こるということと、そこで出会う困難を乗り越える強さを持つことの大切さという教訓を含んだことわざです。
「入り船あれば出船あり」の使い方

きれいだね~。猫くん、クリスマスの思い出とかってあるの?

フライドチキン屋さんでバイトしてたから、クリスマスは毎年忙しすぎてボロボロになってたニャン。

奇遇だね、僕はケーキ屋さんで働いていたから、クリスマスは毎年ボロボロだったんだ。
僕らみたいにボロボロになる人もいれば、その間にクリスマスを楽しんでいる人もいる、入り船あれば出船ありだなあ…。
「入り船あれば出船あり」の例文
- 弟の結婚が決まると同時に兄の離婚が決まり、我が家はてんやわんやになってしまった。入り船あれば出船ありとはいえ、どうしてこんなことになるのか。
- 一緒にテスト勉強をしていたが、早々に全てを諦めたという友人は、サッカーボールを持って外に飛び出していった。入り船あれば出船ありともいうし、人それぞれだと思うので、別に連れ戻さなくてもいいや。
- 私が気楽に高校生活を送っていた当時、彼は家庭の事情で高校には行かず、必死に働いていた。その職場に私がアルバイトで入ったことが縁で出会い、付き合うことになったのだが、入り船あれば出船ありだなあと思う。
街の中がすっかりクリスマス一色で、キラキラだニャンねえ。