【漫画で解説】「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」とは?使い方と例文でわかりやすく解説【クイズ問題付き】

一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲むの意味・使い方・例文
「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」の漫画
上級ことわざモンスター

一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」は、レベル上級のことわざダニ。これを知っていたらことわざの達人ダニ〜。

ことわざ
一杯いっぱい人酒ひとさけむ、二杯にはい酒酒さけさけむ、三杯さんばい酒人さけひと

意味
酒を飲むときはほどほどに、という戒めの言葉。

異形
始めは人酒を飲み、中頃は酒が酒を飲み、終わりは酒人を飲む

類句
酒は飲むとも飲まるるな
酒極まって乱となる
酒は三献に限る
酒は飲むべし飲むべからず
酒は諸悪の基

補説
飲み始めは自分が酒をコントロールしていて快調だったものの、徐々に酔って自制が利かなくなっていき、最後はお酒に飲まれてしまう、酔っ払いのだらしのない体たらくを表したことわざです。
お酒はほどほどにし、自分で自分をコントロールできる範囲で楽しみましょう、という戒めが込められています。

「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」の使い方

猫くん

道端に、倒れてる人がいたから声をかけたんだニャン。

ことわざ探検隊

え~!物騒だね、なんともなかったの?

猫くん

すごく具合悪いのかと思って心配したんだけど、その人めちゃくちゃ酔っぱらってそこで寝てるだけだったから、おまわりさん呼んだニャン。

ことわざ探検隊

それ、すっごく迷惑だね~。一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲むに着地する前に、ほどほどに楽しむようにしてほしいね~。

「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」の例文

  • 職場のみんなはお酒が大好きで、飲み会はいつも一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲むになってしまうので、お酒が飲めない僕はどう逃げようか画策しながら、忘年会の会場へ向かっている。
  • 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲むというし、気を付けようと思うのだけれど、いつも途中で記憶がない。
  • 自分は「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」を理解できないタイプの人が大嫌いだが、酔っ払いに絡まれていたのを助けたのが妻との出会いだったので、今は少し感謝している。

「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」の4択クイズ問題

上級ことわざモンスター

一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」の4択クイズ問題ダニ〜。全問正解できれば合格ダニ。

Q1
画像に表示される問題に答えよ。

「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」のクイズ問題

A2
答えは5秒後に画像に表示されるよ。

初級モンスター

「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」とは、酒を飲むときはほどほどに、という戒めの言葉ダニ〜。

Q2
「一杯は(A)を飲む、二杯は(B)を飲む、三杯は(C)を飲む」ABCの組み合わせを回答せよ

  1. A酒人 B人人 C酒人
  2. A人酒 B酒酒 C酒人
  3. A人人 B酒人 C酒酒
  4. A人酒 B酒人 C酒酒

A2
②A人酒 B酒酒 C酒人

上級ことわざモンスター

正しくは「一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む」ダニ〜。

Q3
「一杯は人酒を飲む」は何を表す?

  1. 人が酒を楽しむ段階
  2. 酒が人を楽しませる段階
  3. 酒が人の心を荒らす段階
  4. 酒が人を眠りに誘う段階

A3
①人が酒を楽しむ段階

上級ことわざモンスター

飲み始めは自分が酒をコントロールしていて快調ダニ〜。

Q4
「二杯は酒酒を飲む」は何を表す?

  1. まだまだシラフの段階
  2. 徐々に酔って自制が利かなくなる
  3. 酒が体内で完全に蒸発する現象
  4. 味がわからなくなる段階

A4
②徐々に酔って自制が利かなくなる

上級ことわざモンスター

職場の二次会のような状況ダニ。自制が利かなくなり本音をズバズバ言って喧嘩にも発展しやすくなるダニ〜。

Q5
「三杯は酒人を飲む」は何を表す?

  1. お酒に徐々に酔っ払ってきている
  2. お酒が生命エネルギーに変わる段階
  3. お酒が宇宙の真理を教えてくれる段階
  4. お酒に完全に飲まれてしまう

A5
④お酒に完全に飲まれてしまう

上級ことわざモンスター

もう、この段階は最悪ダニ。次の日になったら記憶障害になってる可能性もあるダニ。お酒はほどほどにし、自分で自分をコントロールできる範囲で楽しむのが一番ダニ〜。

北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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