ことわざ
犬が西向きゃ尾は東
意味
ごく当たり前で、わかりきっていることのたとえ。
類句
雨の降る日は天気が悪い
親父は俺より年が上
犬の子は犬
東に近ければ西に遠い
北に近ければ南に遠い
面は顔
鶏は裸足
柳は緑花は紅
雉子のめんどりゃ女鳥
御神酒上がらぬ神はなし
兄は弟より年ゃ上だ
論を俟たない
補説
世の中、当たり前すぎるほど当たり前だ、ということはたくさんありますね。この「犬が西向きゃ尾は東」はそれを意味していることわざです。
犬が顔を西に向けていれば、お尻についた尻尾は反対側の東を向いている、ということからして「ごく当たり前」であることを目一杯表現しているのです。
類句の項目を見ればわかる通り、同じ意味を持つことわざはたくさん存在しており、例えのバリエーションも豊富なので、見ているだけでも面白いものになっています。
海外にも「When the crow flies her tail follows.(カラスが飛べば尾は後ろ)」ということわざがあり、これもまた、当たり前すぎるほど当たり前であることを意味しています。
「犬が西向きゃ尾は東」の使い方

みんな夢を掴もうとしてるんだろうか。まあ、お金は欲しいよね。僕は今回買わなかったけど。

買わなかったら当たらないから、みんな寒空の中で頑張って並んでるニャンね~。隊長は買わなかったなら、今回は絶対当たらないニャン。

そんな、犬が西向きゃ尾は東みたいなことを言われても…!
「犬が西向きゃ尾は東」の例文
- 弟が遅刻しそうだと騒いでいるが、毎晩あんなに遅くまでゲームをしていたら、寝坊するのは犬が西向きゃ尾は東というくらい当たり前ではないかと思った。
- 僕が誕生日を忘れてしまったことで彼女が怒ったのは、犬が西向きゃ尾は東で、当たり前のことだと思う。素直に謝罪した。
- 寒い寒いと言われても、冬が寒いのは犬が西向きゃ尾は東というくらい普通だ。寒いとわかっているなら厚着をしてほしい。
今回も駅前の宝くじ屋さん、すごい列だったニャンね~。