ことわざ
一の裏は六
意味
悪いことのあとにはいいことが待っているというたとえ。
類句
悪の裏は善
補説
サイコロの最小の目である1の裏は、最大の目である6があることから生まれたことわざです。
「1が出ても裏側には6があるのだから、諦めずに頑張っていたら、いいことがあるかも」という前向きな期待が込められており、「一の裏は六なんだから、大丈夫!」といったように、落ち込んだ人を励ますような場面などで用いられます。
「一の裏は六」の使い方

猫くん、疲れてるねえ。お茶でも入れようか。

ありがとうだニャン。なんか今日はせっかく行ったお店が定休日だったり、買ったものを電車に忘れたりで、なんか踏んだり蹴ったりだったニャン。

そっかあ、まあそういう日もあるよね。一の裏は六っていうし、明日はきっといい日になるよ、今日はもう、ゆっくり映画でも見よう。
「一の裏は六」の例文
- 今日は何だか散々な一日だったけど、一の裏は六ともいうし、明日も前向きにがんばろうと思う。
- 彼女にふられ、ショックのあまり仕事もミスを連発していた友人は、毎日のように「一の裏は六なのだから」と励まし続けてくれた上司の女性と結婚した。
- 思い切って起業をしたものの、なかなかうまくいかない。でも一の裏は六、と聞いたことがあるので、諦めないでもう少しやってみるつもりだ。
ウーン、今日はなかなかツイてない一日だったニャン。