ことわざ
一に看病二に薬
意味
病気の回復には、薬よりも行き届いた看病が大切であるということ。
類句
薬より養生
一に養生二に介抱
補説
病気を早く治すには、薬はもちろん大切ですが、親切で行き届いた看病は、薬よりもっと大切である、ということわざです。
病気の時は体だけでなく、心も弱ってしまうもの。
周囲の人の手厚い看病と、しっかり薬を飲んで養生することは、病気で弱った心身の回復に欠かせないのです。
「一に看病二に薬」の使い方

大げさだなあ~。大した熱もないし、ただの風邪なんだから、薬飲んだら動けるよ。

ダメだニャン、油断したら悪化するかもしれないんだから、しっかり休むニャン!りんごすりおろしたから食べるニャン!

あ、ありがとう…でも、そこまで具合悪いわけじゃないから、りんごはすりおろさなくても食べられるよ…。
一に看病二に薬っていうけど、これは手厚すぎるな…。
「一に看病二に薬」の例文
- 先日から入院しているのだが、この病院は医者も看護師も何だか厳しい。一に看病二に薬って言葉を知らないのだろうか。
- 風邪をこじらせて寝込んでいるのだが、1人暮らしで一に看病二に薬は期待できないので、心細さにじっと耐えている。
- 入院している祖父に会いに行ったら、担当の看護師さんが親切だったお陰かみるみる病状がよくなっていて、一に看病二に薬は本当なんだと思った。
は、隊長、大丈夫かニャン…おかゆ、おかゆ食べられるニャン…?