ことわざ
薊の花も一盛り
意味
容姿があまりよくない女性でも、年頃になると魅力が出てくることのたとえ
類句
蕎麦の花も一盛り
鬼も十八、番茶も出花
南瓜女も一盛り
補説
薊は、普段はあまり見た目にきれいな植物ではないのですが、時期になると、独特の美しさがある花を咲かせます。
この薊の花を、あまり容姿が美しくない女性に例え、そうした女性にも人生において特別美しく見える時期や瞬間はあり、その時はとても素敵であるとしたことわざです。
「薊の花も一盛り」の使い方

なかなか貴重な経験してるね…。かわいかった?

オラ、あのおばあちゃん、生まれてから今までずっとおばあちゃんなんだと思ってたけど、ちゃんとかわいい頃があったニャンね…。

薊の花も一盛りって言うくらいだもん、それはそうだよ!
でも、確かにあのおばあちゃん、僕が子供の頃からずっとおばあちゃんなんだよな。一体いくつなんだろう。
「薊の花も一盛り」の例文
- 薊の花も一盛りというが、内気な私は教室の隅の方でひっそりしているうちに、特に出会いもなく大人になってしまった。
- 容姿がよくないことを武器にしている女性のお笑い芸人が、最近結婚したらしい。ニュースに出ていた結婚写真は薊の花も一盛りというくらい美しかった。
- お世辞にも美人とは言えなかった姉だが、都心の大学に行ってから一気に垢抜けてきれいになった。薊の花も一盛りというやつなのだろう。
駄菓子屋のおばあちゃんが、若い頃の写真を見せてくれたニャン。