ことわざ
会うは別れの始め
意味
出会った人とはいつか別れる日が来るため、出会いそのものがいつかの別れの始まりであるという意味。
異形
会うは別れの基
類句
合わせ物は離れ物
別れなくして出会いなし
愛別離苦
補説
人と人との付き合いの始まりである出会いが、まるで正反対の意味を持つ別れの始まりである、という意味を持つこのことわざは、仏教のお経に登場する「会者定離」という言葉から生まれました。
会者定離は「会うものには全て別離が定められている」という、人生の無常を表しています。
英語
The best of friends must part.(親友も別れは避けられない)
英語の声:音読さん
「会うは別れの始め」の使い方
猫くん、毎週楽しみにしてたよね。
最終回もすっごく面白かったんだけど、毎週絶対に見てたから、オラ何だか寂しいニャン…。
まあ、会うは別れの始めって言うからね~。
ところで、その「スーパーネコチャンマン」だけど、続編が始まるみたいだよ。
「会うは別れの始め」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・「一生モノ」などと思い込んでいるモノも、2つの逆方向の流れには抗えないのです。会うは別れの始めなのです。 この円の中で、両者の接触する期間がモノを使う期間です。その一定の期間 ・・・ 松岡 英輔(著)『「挫折しない整理」の極意』
- ・・・なあ、会うは別れのはじめ、別れは会うことのはじめなんだから、歎くことはねえだあね・・・中里 介山(著)『大菩薩峠』
- ・・・昔をしのび給ふなよ。あふは別(ワカレ)のはじめ、生るるは死すべきはじめ、ただ水の泡なる世に・・・著者不明『御伽草子-小町草紙』
「スーパーネコチャンマン」のアニメが昨日最終回だったニャン…。