ことわざ
後の喧嘩を先にする
意味
後でもめごとにならないよう、言いにくいこともハッキリ伝えて議論しておくべき、という意味。
補説
後のもめ事を防ぐために、あらかじめ話し合って言い分を調整しておくべき、という意味のことわざですが、面倒な用件を切り出すときの前置きとしても使われています。
「後の喧嘩先でする」とされていることもありますが、表記が違うだけで、全く同じことわざです。
「後の喧嘩を先にする」の使い方

改まって、珍しいね。なんだか難しい顔してるけど、どうしたの?

来週、ネコミミーランドに遊びに行くから、どのルートで乗り物に乗って回るかを相談してるんだけど、みんなバラバラの事を言ってて譲らなくて、話がまとまらないんだニャン。

テーマパークは広いから、全員分の希望を全部叶えるのは難しいよね~。僕なら一か所ずつ希望を聞いて、残りはとにかく話し合うかなあ。
みんなで楽しく遊ぶために、後の喧嘩を先にするのも大事なことだよね。
「後の喧嘩を先にする」の例文
- 接客業を長く続けていて学んだのは、後の喧嘩を先にすることを怠ると、ほぼ間違いなくクレームになるということだった。
- 両親は、後の喧嘩を先にするような夫婦なので、大きなトラブルになっているのをほぼ見たことがない。
- 新しい企画に取り掛かる時は大体トラブルがつきものなので、私が所属しているチームでは、後の喧嘩を先にすることを心がけている。
隊長、ちょっと相談に乗ってほしいんだニャン。