ことわざ
当たるも八卦当たらぬも八卦
意味
占いは当たることもあれば、外れもするということ。
類句
合うも不思議合わぬも不思議
合うも合わぬも夢
八卦の八つ当たり
当たるも不思議当たらぬも不思議
補説
「八卦」とは、古代中国の占いである「易」における考え方で、算木という棒で作る八つの形のことを意味し、これが転じて、占い全般が「当たるときもあれば外れる時もある」という意味で使うようになったことわざです。
試しに何かに挑戦してみよう、という場面でも使うことがあります。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の使い方

へえ~。どうだった、当たってた?

オラ、ひとりっ子なのに「あなたの妹が運命のカギを握っている」って言われたニャンね…。

当たるも八卦当たらぬも八卦が占いだっていうけど、それはあまりにもひどい…。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・しかしむかしから当たるも八卦、当たらぬも八卦ということがありますから、凶の卦にあたってもあまりお気におかけなさらん方がよいです・・・永井 荷風(著)『つゆのあとさき』
- ・・・親分さんが店にやってきなすったときは、みんなたまげました」 と、手代は言った。 当たるも八卦、当たらぬも八卦である。光雲堂は初手のうちこそ流行っていたものの、そのうちに、青・・・杉本 章子(著)『水雷屯』
- ・・・医学はもはや「占って進ぜよう」といって病名を占う加持祈禱の類いでは決してない。当たるも八卦、当たらぬも八卦では、治る病気も治らないだろう。 病気を正しく、精密に診断するに・・・奈良 信雄(著)『名医があかす「病気のたどり方」事典』
オラ、この間初めて占いに行ってきたニャン。