「朝起きは三文の徳」の意味と使い方と例文(類句・対義)

朝起きは三文の徳の意味と使い方と例文

ことわざ
朝起あさおきは三文さんもんとく

意味
朝早く起きて仕事に励めば、その分少しでも利益になるということ。

類句
早起きは三文の徳
朝起きは七つの徳あり
朝起き千両、早起き百両
朝の一時は晩の二時にあたる
早起き三両倹約五両
早起き三両始末五両
早起き千両
宵寝朝起き長者の基

対義
長寝は三百の損

補説
三文は江戸時代の通貨で、もっとも小さい単位を表しています。
このことわざは、早起きをして仕事することで決して大きな得があるわけではありませんが、小さな利益は得ることができるということを指しています。
「三文の得」と表記されることもありますが、意味は同じです。

「朝起きは三文の徳」の使い方

助手猫

ウ~ン…隊長、おはようだニャン。

ことわざ探検隊

おはよう…って、もうお昼だよ猫くん。

助手猫

今日は予定もなかったから、昨日の夜中までゲームしてたニャン…まだまだ眠いニャン…。

ことわざ探検隊

猫くん、朝起きは三文の徳だよ。たまには早寝早起きして、いつも行列で買えないって言ってたパン屋さんでも行って来たら?

「朝起きは三文の徳」の例文

  • 今日は早く起きて、ゆっくり朝ご飯を食べることができた。朝からお腹いっぱいになって、朝起きは三文の徳を実感している。
  • 早く家を出たら、いつも早々と売り切れになるお店のパンを買うことができたし、朝起きは三文の徳って本当だなあ。
  • 朝起きは三文の徳というけれど、今日は朝のうちにやらなくてはいけないことを全て終わらせることができて、午後からは自分の時間が取れそうで、嬉しい。

北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA