【漫画で解説】「青菜に塩」とは?使い方と例文でわかりやすく解説【クイズ問題付き】

青菜に塩の意味と使い方と例文
「青菜に塩」の漫画
初級ことわざモンスター

青菜に塩」は、レベル初級のことわざズラ。絶対に押さえておくべきことわざズラ〜。

ことわざ
青菜あおなしお

意味
青菜に塩をかけたときのように、直前まで元気だった人が、何かをきっかけにすっかりしょげてしまった様子のこと。

類句
青菜を湯につけたよう
蛞蝓なめくじに塩

対義
水を得た魚のよう

補説
「青菜に塩」は、突然精神的なダメージを負う事態に見舞われ、しょんぼりと落ち込んでいる人の姿を、「みずみずしかった青菜が塩をかけられてしぼんでいく」という様子に例えたことわざです。
このため、そもそも落ち込んでいてずっと元気がない人や、単純に体調が悪い人に使うのは適切ではありません。

「青菜に塩」の使い方

猫くん

ただいま~…

ことわざ隊長

あれっ、猫くん。今日「新作のゲーム買うために並ぶ!」って張り切ってたのに、元気ないじゃない。

猫くん

オラがお店に着いた時にはもう行列ができてて、あっという間に売り切れちゃったニャンね…。
「ことわざファイター2」買えなかったニャン…。

ことわざ隊長

あんなに張り切って出かけたのに、この落ち込みよう…まさしく青菜に塩だな…。
しかも「ことわざファイター2」ってどんなゲームなんだろう…。

「青菜に塩」の例文(文学作品などの使用例)

  • ・・・とはまた別の情である。 勝手なことを仕放題で、初めから愛想をつかしている男子が、青菜に塩で戻って来る。姫尊に威張れないのだ。 私が好い気持を抱いたとしても仕方がない、 ・・・ 黒岩 重吾(著)『女龍王神功皇后』 
  • ・・・にこっぱみじんに打ちすえられた柞木清三郎以下七名の小笠原藩の選手たちが、試合後の青菜に塩の表情とは別人のような勝ち誇った顔をして、長正たちに追いついて来た。 柞木は・・・森村 誠一(著)    西郷斬首剣
  • ・・・並んで宏が座っていた。母親は,他の来談者とにこやかに言葉を交わしていたが,宏は「青菜に塩」のような風情でぐったりとソファの背にもたれてうなだれていた。それでも,最初はひ・・・菅 佐和子(著)    臨床心理学の世界

「青菜に塩」の4択クイズ問題

初級ことわざモンスター

青菜に塩」の4択クイズ問題ズラ〜。全問正解できれば合格ズラよ。

Q1
画像に表示される問題に答えよ。

「青菜に塩」のクイズ問題

A1
答えは5秒後に画像に表示されるよ。

初級ことわざモンスター

「青菜に塩」は、塩をかけられた青菜がしおれる様子から、元気だった人が何かのきっかけで気落ちしてしょげることを表すズラ。

Q2
次のうち、「青菜に塩」を適切に使った文はどれ?

  1. 彼は風邪をひいて青菜に塩のようになっている。
  2. 昨日からずっと元気がない彼は、まるで青菜に塩だ。
  3. プレゼンでミスを指摘され、彼は青菜に塩のようにしょげてしまった。
  4. ダイエットを始めた友人は、食べ物の誘惑に負けず青菜に塩のように頑張っている。

A2
③プレゼンでミスを指摘され、彼は青菜に塩のようにしょげてしまった。

初級ことわざモンスター

「青菜に塩」は、何かの出来事をきっかけに気落ちする場面で使うズラ。病気やもともと元気がない状態には使わないズラ~。

Q3
「青菜に塩」と似た意味を持つことわざはどれ?

  1. 蛞蝓(ナメクジ)に塩
  2. 傷口に塩
  3. 水を得た魚
  4. 雨降って地固まる

A3
①蛞蝓(ナメクジ)に塩

初級ことわざモンスター

「蛞蝓に塩」は、苦手なものに出会い萎縮して元気をなくす様子を表すズラ。「青菜に塩」とは少しニュアンスが異なるけれど、似た意味で使えるんだズラ。

Q4
「青菜に塩」の反対の意味を持つことわざはどれ?

  1. 窮鼠猫を噛む
  2. 水を得た魚
  3. 郷に入っては郷に従え
  4. 七転び八起き

A4
②水を得た魚

初級ことわざモンスター

「水を得た魚」は、得意な環境に入って活き活きとする様子を表すズラ。元気をなくす「青菜に塩」とは対照的な意味ズラよ。

Q5
「青菜に塩」の使い方として間違っているのはどれ?

  1. 楽しみにしていたイベントが中止になり、彼は青菜に塩のようだった。
  2. 熱でぐったりしている彼は、まるで青菜に塩のようだ。
  3. 大好きなチームが負けて、彼は青菜に塩になった。
  4. 面接で思うように話せず、彼は青菜に塩のように落ち込んでいた。

A5
②熱でぐったりしている彼は、まるで青菜に塩のようだ。

初級ことわざモンスター

「青菜に塩」は精神的な落ち込みを表す言葉だから、体調不良には使ばないズラ~。

北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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