ことわざ
雨の降る日は天気が悪い
意味
ごく当たり前のこと、わかりきっていることのたとえ。
類句
犬が西向きゃ尾は東
東に近ければ西に遠い
兄は弟より歳ゃ上だ
親父は俺より歳が上
北に近ければ南に遠い
面は顔
柳は緑花は紅
補説
「雨の降っている日は天気が悪い」というような、誰にでも予想のつく当然のことを、もっともらしく言う人に対する皮肉として用いられることわざです。
方角や親兄弟などを引き合いに出した類句がたくさん存在していますが、どれも共通して「ごくあたりまえのこと」に対して使う言葉です。
「雨の降る日は天気が悪い」の使い方

猫くん、風邪を診てもらいに病院行ったのに、なんだか逆にげっそりしてない?大丈夫?

病院に行ってすぐ注射されたんだけど、直前に「ちょっと痛いですよ~」って当たり前のこと言われたし、ものすごく痛かったし、本当に許せニャイ…。

あはは、雨の降る日は天気が悪いみたいなことをわざわざ言われちゃったんだ、これから注射されるのに、それはちょっと嫌だね~。
おかゆ作ってあげるから、元気出して。
「雨の降る日は天気が悪い」の例文(文学作品などの使用例)
- ろくに勉強している様子を見せなかった息子だが、テストの成績は散々だったようだ。本人は悔しがっているが、私は雨の降る日は天気が悪いというくらい普通だ。
- ホラー映画を見て怖いだなんて、あの人は雨の降る日は天気が悪い程度のことで騒いでいるだけだろう。
- 今までさんざん母に迷惑をかけていた父が離婚を切り出され、なぜかわからないと泣いたのを見て、この人は雨の降る日は天気が悪いってことを知らないんだなと思った。
ウゥ…本当にひどい目に遭わされたニャン…許せニャイ…。