ことわざ
悪妻は六十年の不作
意味
悪い妻をもらうのは、夫にとって一生にわたる不幸であるというたとえ。
異形
悪妻は百年の不作
類句
一生の患いは性悪の妻
躓く馬は車を破り、悪妻は家を破る
補説
「悪妻」とは、家事や育児をしない妻を意味しています。
昔は家事、育児など、家に関わることは女性の仕事とされていたため、家事や育児をしない、できない妻は悪い妻とされていたのです。
また、なぜ60年なのかについては、「一生」あるいは「孫の代まで」を意味するからではないか、という説があります。
「悪妻は六十年の不作」の使い方

とらじろう君、結婚したの!?よかったじゃない、お祝いしないとね。

結婚はおめでたいんだけど、奥さんの、みけこがお嬢様育ちで、家事をしたことなかったのが発覚したらしいニャン。

悪妻は六十年の不作ってよく聞く話だけど、とらじろう君は大家族出身で家事得意って言ってたしね。協力すれば大丈夫だよ、きっと。
「悪妻は六十年の不作」の例文
- 家事が苦手だったばかりに、祖母から「悪妻は六十年の不作」と言われた母は、開き直って会社を興し、今では専業主夫の父と、悪口を言った祖母を養っている。
- 悪妻は六十年の不作だ、なんて文句を言うくらい不満があるなら、君も家事をやってみたらいいんじゃないか。
- 悪妻は六十年の不作だなんて奥さんに絶対言うなよ、俺たちが定年して仕事をしなくなったら何を言われるか、わかったものじゃないんだぞ。
隊長~!いつもうちに遊びにくる、友達のとらじろうが結婚したんだニャン!