ことわざ
商いは牛の涎
意味
商売は気長に辛抱強く続ける必要があり、焦って利益を得ようとしてはいけないという意味。
類句
商人は牛の涎
補説
牛が細く長い涎を出す様子を、気長にコツコツと商売を続けることの重要さに例えたことわざです。
関西の商人を中心に広く使われてきたことわざで、昔は上方のいろはかるたにも登場していました。
英語
Keep your shop and your shop will keep you.(店を守れ、そうすれば店が守ってくれる)
英語の声:音読さん
「商いは牛の涎」の使い方
おっ、猫くん、ずっと作り方研究してたもんね。
このクッキーなら飛ぶように売れて、すぐお金持ちになれるに違いないニャン。
お金持ちになったら何しようかニャン♪
猫くん、商いは牛の涎っていうからさ…。
でも本当にクッキー屋さんやるなら、応援するよ。
「商いは牛の涎」の例文
- ・・・たとえ少々の注文でも、食堂ということなら途切れない。あきないは牛の涎で、そういう客は・・・森田 誠吾(著)『魚河岸ものがたり』
- ・・・商は牛の涎、万事せかぬが大器なりと・・・北条 団水(著)『浮世草子 日本新永代蔵』
- すぐに結果を出そうとして焦る僕に、商売をやっていた祖父はよく、商いは牛の涎だ、と説いていた。
オラはとうとう、すごく美味しいお魚クッキーを焼けるようになったニャン。