「赤きは酒の咎」の意味と使い方と例文

赤きは酒の咎の意味と使い方と例文

ことわざ
あかきはさけとが

意味
責任逃れをする様子のたとえ

補説
お酒が大好きな鬼の頭領、酒呑童子しゅてんどうじが登場する謡曲「大江山」から生まれたことわざです。
酔っ払いが「顔が赤いのは飲んだ自分のせいではなく、お酒のせいだから」と言い訳するのを、過ちを認めず責任逃れをする人に例えています。

「赤きは酒の咎」の使い方

助手猫

博士!どうして起こしてくれなかったんだニャン!?

ことわざ博士

猫くん、自分で目覚ましかけてたじゃない。それに、止めてたよね。

助手猫

スイッチ押したら止まっちゃったから二度寝しちゃったニャン、ちゃんと起きるまで起こしてくれない目覚ましが悪いニャン。

ことわざ博士

すがすがしいほど、赤きは酒の咎みたいなことを言っている…。

「赤きは酒の咎」の例文

  • あの人は必死に弁解していたが、その内容は赤きは酒の咎のような言い訳ばかりだった。
  • 彼は遅刻したのを向かい風のせいにしたけど、赤きは酒の咎だと思う。
  • この状況だと、何を言っても赤きは酒の咎になってしまうから、ちゃんと反省するべきだ。

北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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