ことわざ
相手変われど主変わらず
意味
周囲の状況や人は変わっていくのに、自分は変わらず同じことを繰り返しているというたとえ。
異形
相手変われど手前変わらず
相手変わって主変わらず
類句
焼け面火に懲りず
火傷火に懲りず
厚皮面火に懲りず
補説
「相手変われど主変わらず」は、仕事にしても趣味にしても、同じことを繰り返している人を指した言葉です。
進歩や変化がない、という意味でも登場しますが、「周囲が変わっても自分自身を曲げない」という、一貫性を表した言葉でもあります。
「相手変われど主変わらず」の使い方
なんか焦げ臭いな…。あっ!猫くん、この大量の焦げたクッキーは一体…!?
オラ、お魚クッキーを焼いてたんだけど、このレシピの通りに作ったのに全然美味しく焼けないんだニャン。
明日、違うレシピ本を買ってくるニャンよ。
相手変われど主変わらずにならないといいね…。とりあえず、焦がさないように一緒に作ってみようか。
「相手変われど主変わらず」の例文(文学作品などの使用例)
- ・・・今日も朝から陣取って、相手変れど主変らず、今にもざあっと来そうな空模様を時折・・・林 不忘(著)『釘抜藤吉捕物覚書』
- ・・・僉儀する程相手かはれど主かはらずと、皆親父が細工なり・・・江島 其磧(著)『浮世草子 浮世親仁気質』
- ・・・のホテルで娘の結婚式をする両親の話であった。いずれも主演はウォルター・マッソー。 相手変われど主変わらぬコメディであった。同じくプラザ・ホテルが出てきたのがポール・ホーガン主・・・小藤田 千栄子(著)『ポケットいっぱいの映画』
モグモグ。ウ~ン。何回やっても美味しくならないニャンね~。