ことわざ
挨拶は時の氏神
意味
もめごとや争いが起きた時、それを仲裁してくれる人は氏神のようにありがたいものだから、その仲裁には従うのがよい、という意味。
異形
仲裁は時の氏神
仲人は時にとっての氏神
類句
地獄で仏
補説
ここでの「挨拶」は、仲裁やとりなしという意味です。
氏神とは、先祖を祀った神様や住んでいる土地に祀られた神様のことで、「時の氏神」は、ちょうどよい時に現れるありがたい人のことを指しています。
英語
Blessed are the peacemakers.(神様に祝福された人々は、仲裁人である)
英語の声:音読さん
「挨拶は時の氏神」の使い方
うわ~!大丈夫?仲直りできた?
通りかかったおじさんが、おやつをきれいに半分こにしてくれたから、仲直りできたニャン。
まさに挨拶は時の氏神だね…。今度からは、おやつくらいでケンカしないようにね。
「挨拶は時の氏神」の例文
- ・・・これさ甚九郎さん、挨拶は時の氏神とやらお前も旦那もお腹立ちもござりませうが・・・河竹 黙阿弥(著)『歌舞伎 上総小紋単地-三幕』
- 夫婦喧嘩の仲裁に入ってくれる、ご近所さんはまるで挨拶は時の氏神なので、大切にする必要がある。
おやつの最後の一個を取り合いして、友達とケンカになったニャン。